新車時のお勧め整備 今まで高レベルだった新車の状態が車検が通るレベルに下落しています
新車購入されたらブレーキ整備やギアオイル補給をお勧め
2022-08-15
画像はクリックで拡大します スマホは横画面がお勧め
○従来の新車は部品を組み込み洗浄し動く部分や錆びては、まずい部分には特殊グリスが使われ
ブレーキ整備をがおろそかなスピード車検をしても大きな問題は少なかった
当時の車は新車時、ブレーキ分解点検整備時は車検時のブレーキ性能基準より大幅に効いて
部品の持ちも良く、引きずりも無く安心して使えた
ちなみに車検時のブレーキ基準程度の効きでは怖い。
○今の新車は従来の新車の全く逆。車検は通るがブレーキはまともにきいていない
新車のブレーキの組み方とメーカーの点検整備方法が変わった関係でブレーキ状態はひどくなる一方
○今回試乗車で導入した三菱ekクロスで説明します 三菱に限らず全メーカー一緒です車両詳細はこちら
今回のekクロスはニッサンのOEMとなっているようで整備解説書もスマートキーもニッサンのもの
○メーカー点検要領がディスクブレーキで大幅に変わったのは1枚目の写真
車検時ブレーキキャリパーの点検口からディスクパッド残厚を確認して終わり
タイヤをつけたまま終わるディーラー車検が存在する..という噂は頷ける
写真2はブレーキスライドピン 上下にありスムーズに動く必要がある
写真3.4.5 ブレーキパッド摺動部特殊グリスが廃止されパッドとローターが当たり不良を起こしている
法定1年点検まで待ったら余計にひどくなる 特殊グリス給油する
写真6.7.8.9.10 ブレーキパッドをローターで挟みブレーキをかけたり解除するキャリパー
ピストンとシールをキャリパーに組み込む際、従来はラバーグリスで組んだが
現在はブレーキフルードで組んである様で組み終わった後の洗浄も無し。
新車でブレーキフルードが付着したままでは、漏れの確認にならないし
ダストカバー、シールの中にグリスがないので錆びてトラブルの元となる
ブレーキフルードを洗浄しダストブーツ、ピストン、キャリパーに特殊グリスを塗布する
構造上ダストブーツ内の給油はオーバーホールとなるで今回は割愛
○給油脂の省略はメーカーの指示なのディーラーに車検に出しても何も行わない
車検は通るがブレーキの効きは悪く引きずりもでるので燃費も悪く部品摩耗も早い
メンテナンスパックやサブスクでも部品交換や整備費用は、お客様負担なので要注意
○私も元ディーラーサービスマン「ディーラーは高いが安心」は過去の話
写真はクリックすると拡大します
従来の新車から変わったのはギアオイルの不足
写真1.2.3.リヤデフオイル不足で補充 5.6は整備解説書
写真4.トランスファオイル不足
○ギアオイル補給して壊れることは希 補給しないと結構数壊れる
ギアオイルが少なくて保証期間内に壊れればメーカー保証
メーカー保証期間が過ぎれば、お客様負担
メンテナンスパック/サブスクでは保証にはならない
多少の音や振動は保証対象外 補給するかはお客様にお任せします
ブレーキ同様 ディーラーに車検に出しても補給はしない
以前は弊社でオイル補給すればディーラーから入金があったが今はなし
なぜ新車からブレーキ整備 ギアオイル補給 エアコンガス補充詳細はこちら
メンテナンスパック勧めているのも、この様な事を感づかれないため?
1ヶ月たったブレーキディスクローターの状況
割愛されたブレーキパッド摺動部のグリス補給だけで無く部品そのものも
品質的に落ちているのだろう
今後様子を見てディスクローターとディスクパッドを社外品に交換する予定
新車不良でメーカーが仮に交換しても「同じブレーキ」しか来ない
参考までに社外品は価格が安い分、性能的に落ちると言われた時代のままの製品もあるが
ブレーキに関しては純正部品の性能が低すぎるため社外品の方が価格の高いものさえある状況
○新車で凄い状態だったトヨタアクアのブレーキ
ディーラーでは省略されている整備を行った1年後 詳細はこちら
○スズキスペーシア ブレーキローター等交換 純正品とメーカー標準作業の違い 詳細はこちら
○ ディーラーさんの車検ではホイルの穴からディスクパッド残が確認できればタイヤを外さない事が
多いと聞くこの頃 タイヤを外さなければこの様な整備もできない
○私も元ディーラーメカニック「ブレーキは壊れてから整備するものでは無い 常に完璧である」と
教えられたが現在では全く違う。
この記事のようにキチンと点検整備をされたい方はその旨お申し付けください
○壊れてから直すメンテナンスパック、フルメンテナンスリース 数十万円掛かる事も 詳細はこちら
新車5年未満のディーラーメンテナンスパック終了車が中古車に並べられないとの話..実感 詳細はこちら
○融雪剤散布地域のブレーキ整備 今の新車と整備品質の低下したメンテナンスパックでは無理 詳細はこちら
○CVTやAT等自動変速機のフルード交換 純正を上回るフルードもあります 詳細はこちら
○クラッチ遊び調整 無用のクラッチ滑り等を防ぎます 詳細はこちら