新車でのブレーキ不具合 テスターでは検知できない
2020-12-22
トヨタプリウス 納車前の新車
燃費重視のハイブリッドカーのブレーキが引きずっている
ブレーキテスターでわからなければ良いということなのだろうが...
左 新車納車整備前のトヨタプリウス 最初の作業がブレーキとは...
右 ブレーキキャリパーにはピストンが1個しか無いので外側のパッドは赤丸のスライドピンで
効く設計 ほとんどの車がそうなっている
ただアクアやプリウスの場合はブレーキペダルをふんでもブレーキはすぐには作動しない
コンピュータ制御で減速をし最終的には通常のブレーキが作動する
そのためブレーキパッドはほとんど減らない ハイブリッドシステムによりブレーキ作動は
全く違います。
上のスライドピンの摺動グリスかが堅いためスムーズに動かない 効き側でピンが動かなければ
ブレーキは引きずる 効かない側で固着すればブレーキの作動は遅くなる
弊社とディーラーメンテナンスパック車では燃費が違う事が多い
弊社は堅いグリスを入れ替えてスムーズに動くようにする
また下写真のディスクパッド摺動部にはブレーキ専用特殊グリスを塗布してスムーズに動くように
するが現在の新車と整備解説書は摺動部特殊グリス給油を割愛してる場合が多い
ブレーキテスターでは多少の引きずりや効きの遅れはわからないから車検は通ってしまう
車検が通れば良いじゃ無いか という意見もあるが『安全を優先したい」
弊社の安心車検 法定点検コースは、点検料金内で『安全なブレーキ整備』を行います
携帯料金値下げと騒がれているが20年前の携帯電話は新品にしても修理してもだめでよく買い換えた
新品と修理基準が正規なレベル達していないためで『安全を守る自動車」も昔の携帯電話に
なってしまうのか....